2013年10月20日日曜日

キレイなわたし

 フラのステージに出る時は いつもと違って
つけまつげとアイラインばりばりのお化粧をする。

 そうすると 日々ほぼすっぴんの顔とは
全然違うことになって そのことが予想以上にたのしかった
のだけれど あらゆるひとにあまりにも
わー誰だかわからない! 全然違う〜! 
と言われ、しかもいい方に違う と言われて
キレイとすら言われることがあって それは
もちろんうれしいのだけれど じゃあふだんどれだけ不細工なんだ
という そんなことも 思ってしまっていた。

 あー やっぱり不細工なのかなー とか。


 でも つけまつげとアイラインでびじんになれるわたしは
やっぱり すっぴんのほうもびじんになったのだ とおもう。当社比で。

 すっぴんのときでも わたしはいま
わたしの顔が けっこうすきだ。 ふだんの
化粧をちゃんとしない顔だと キレイだ と言ってくれるひとは
あまりいないけど。 わたしの顔を すきだと言ってくれる
そういう男子もいないけど。 あ でも
若いころ ふためと見れない不細工 と思っていたときより
今の方がいいよ と言ってくれる男子は何人かいたな。

 わたしだけを見てくれるような男子に
言われたわけじゃないけど
でも そんなふうに思ってくれるひとがいるだけで
いまのわたしはとてもうれしい。

 ねぇ。 まだここにこんなこと書かなきゃならない程度だけど
わたしはほんとうに キレイになった。 
ねぇ。 いまなら もしかしたらもっと 素直になって
いろいろ言えるかもしれない。どれだけバカにされても。
でも もう遅くて もう交わることはない という可能性のほうが
高いんだろう とわかってて。 それでもなお。
まだしばらくこのままいさせてほしい とも思うんだ。
なんてバカなんだろう。 でも 今まででいちばん
そのことを すがすがしくおもう。

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