もうごくたまに にはなったけれど じつのところ
前に別れたひとの 別れ方のひどさを思い出して
あのような目にあわなければならなかったのはどうしてだろう
そんな目にあって当然の 価値のないにんげんなのかもしれない
というような考えがあたまをかすめてしまって
ひゅっ というへんな音のする呼吸になってしまうようなことが
あるのだった。
もちろん そんな目にあってしまったからには
そんな目にあうだけの何か がわたしの側にもあったのだろう
とはおもうけれど そこだけがどんどん迫ってきて
ひどい扱い方をされたことだけに意識が集中して
打ちのめされてしまうのだ。 この感じは
別れた直後にはものすごく強くあって わたしはわたしの無価値ぶりに
相当落胆したし、だからこそ そこから這い上がりたくて
歯を食いしばってがんばったし
トモダチが投げかけてくれる愛とひかりを 必死になって
わたし自身のなかに探そうとして そうやって ここまできたのだ。
もう その そんな扱いをされなければならないようなところに
わたしはいない とわかっているけれど
そのときのことにほんとうに息苦しくなることが
残念ながらあるのだった。
というように 傷つきがほんとうに過去のもので
じぶんが無価値ではない ということを ほんとうに感じられる
そういうまいにちであっても 何かがくすぶって
出てきてしまうこと というのは どうしてもあるのだな
と このたびわたしはあらためて感じた。
でも そこにとどまってしまうのでは それはただのプレイだし
そんなプレイ わたしは全然たのしくないから
「あなたはもうそんなとこにいないし これからだれも
そんな扱いをしたりしないからね」 と
じぶんに言い聞かせてやって それで ラクに息をして
ひかりをまっすぐ見て 愛を感じるほうに 毎回
何度でも 丁寧に シフトするのだ。
こういうこころの動きがひとにはあることを
わたしは忘れない。 真摯に作業をしていても
ときにこんな後戻りがあることがあっても
そのひとがそれに気付いて なかったことにせずに
いる限り 何度でも待つ姿勢を わたしは忘れないでいよう。
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