2013年4月9日火曜日

Ha'aheo

 ぐずぐず考えそうになっていたことが
ほんとうにほんとうに 実にどうでもいいことだな
と感じ入っている今日この頃なのであった。

 そう感じられるいま かつてよりもずっと
見晴らしのいい場所から世の中を見ているようなこころもちになる。

 とかいう感じられ方はあまりにベタなんだけれど
ほんとうに あれ っていうくらい じぶんの切り口によって
世界はおもむきを変えるものなのだということが
こんなにびしびしと感じられたことは
これまでの人生にはなかったことなのではないか とおもう。

 同じようなことを 言っていたけど。
アタマでは わかっていたけど。


 わたしなんて と本気で思っていたむかし
実のところ その わたしなんて という考えにひそむ
ものすごいどろどろとした傲慢さに わたしはうすうす
気付いていたのかもしれない とおもう。

 わたしなんて と卑下することによって説明がつくことは
じぶんの身の回りにあまりに多すぎて それはそれは便利なのだ。

 カンタンかつつまらない言い訳だったな とおもう。
不細工だから というのとほぼ同じ言い訳なんだけど。
でも その言い訳のおかげで わたしは
こんなはずでは みたいな 思い通りにならないいろいろ を
やり過ごしてゆくことができていたのだろう。

 いまやもう その言い訳に頼る必要はない。

 思うに、わたしは じぶんの誇り方 というか
みずからをたいせつにする ということがほんとうに
わからなかったのだろう と感じる。

 わたしはみずからをあいすることを
たいせつにすることを すこしずつ 知ることができている。
そうしたら もう とらわれそうになっていたことごとが
ほんとうに遥か彼方に去っていってしまった。

 すこしだけ さみしいけど。

 でも もう二度と そちらには戻らない。



 



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