2012年10月28日日曜日

危険なメソッド

 Pinaシリーズ以来 ひさかたぶりに映画を観た。
フロイトとユングとシュピールラインの 例のアレ である。
トモダチがさそってくれて それで 観ることができた。

 映画がちょっぴり苦手なわたしは みずから映画について
調べることもないので テレビのない生活をしていると
いま世の中でどんな映画をやっているか ということを
ほぼ 知らずに過ごしてしまうのであった。



 にしても なんの前情報もないひとがアレを観たら
フロイトって すげー偉そうで権威主義的なじじいなんだな
(それはおそらくきっとそのとおりなんだろうけど)
ユングって 変態だったんだな
くらいの印象しか与えないんじゃないかね なんてはなしを
トモダチとした。 
まぁ わたしたちは 前情報がないひとたちではなかったので
よしとします。

 ユングはとりあえず映画の中でも 偶然はない と言っていて
それはともかく わたしたちは映画を観たあとで
しこたまワインを飲みながら 映画とは離れた話をしたのだけれど
彼女がわたしがちょっと考えてたようなことをテーマとして話したり
またはその逆のことがあったり と
いかにもこの映画を観たあとっぽいことが生じたのだった。

 なーんて。 いつでもそういうことが生じているのだろうけれど。

それから どんなにすばらしい発見も どんなに科学的に見える何かも
すべては 
にんげんの 泥くさい ナマの経験と体験の中からしか 生まれないんだな
ということも改めて感じた。

 そういう映画だった。

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