2012年11月9日金曜日

しんとしている

 ひさしぶりに きょうは しん とした夜である。

 仕事のかえりに ネイルサロンに行って
またも四十路らしからぬかわいらしいつめにして
にやにや家にたどり着き ねこにゴハンをあげて
じぶんもゴハンを食べて そうしたら
なんだか ぽっかり と穴があいたみたいな感じが訪れて
音楽をかけることが なんだか不必要なことのように
思われたのだった。

 いつもなら フラダンスのれんしゅうだって
しているはずの時間だ。 なにしろあしたはレッスンの日。
けれども そこにも きもちはのらない。

 しん とした感じの中で じっとしているのがいい。

 じっとしているのがいい などと言いながら
こんなふうにパソコンのまえにすわって
文章を書いてみたりしているわけなのだけれども。



 ともかく この しん としたところで
ことばをつむぐ というようなことだけをすることも
わたしがたまに おこなわなければならないことのひとつ
というような感じがする。

 動的なことだけでも 静的なことだけでも 
わたしはもう わたしの過程をあゆむことができなくなって
いるのだとおもう。

 これまでは いつもどちらかにかたよったり
かたよりに気づかず だからいつも片方が暴走したりしていたのだ。
もう暴走したくない。じぶんを粗末に扱いたくない。



 

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